らふぉーれ_だいありー

旅行の話とか、写真の話とか。もろもろ。

最上静香というアイドルを再発見した話 ~一生懸命な女の子は好きですか?~

相変わらずの不定期更新です。(接頭語)さて、今回はある企画への参加に伴う記事でございます

現在私はアイマストドンというマストドンにおけるアイマス専門インスタンスで活動をしておりますがそちらのほうでやきゅ様主催の【たんあいがたり】という企画がございまして、そちらに参加するべく筆を執った次第。

さて、昨日の担当はもちづき様の硲先生の記事でした。
愛と救いと数えきれない恩がやがてイカレポンチムーブへ昇華する話 - おちつけやお嬢さん


当方実はSide Mに関しては全くの無知であります。何度か触れてみたいと思いつつもまだそれは果たせず…といったところなのですがこの記事を読みまして大変拙い言葉ではありますが『カッコいい男像』というものが私のなかでまたひとつ生まれた気がします。『自分を犠牲にして他社のために尽くす』、言葉にするだけでも重い言葉ですがそれを実行に移すためにはそれの数百倍、いや数千倍の努力と覚悟が必要です。それを背負う先生、憧れます。


さて、前置きが長くなりました(いやマジで前回の記事すごいいいです是非読んでください)が、今回はアイドルマスターミリオンライブのキャラクターであります『最上静香』についてのお話。別にここに最上静香の身の上話だのなんだのをつらつら書いてやれ同情しろだのそういう話をするつもりはありません。単に『どうして私が好きになったのか?』というお話をします

ちょうどミリシタが始まる二ヶ月前くらい、私はあるオタクから田中琴葉というアイドルのダイマを受けていました。そのダイマの甲斐あってか田中琴葉さんにはコロッと堕ちたわけですがそのキャラ以外にもどんなキャラがいるのか気になるのがオタクの性というもの。そこでミリオンライブの扉を開け、キャラクターを知ることになります。そして様々なキャラを見ていく末に最上静香というアイドルを見つけました。

正直最初の印象は『歌がいいなぁ、声がいいなぁ、キャラはちょっとツンツンしてるなぁ』という程度。でもルックスと歌声に魅了されて担当アイドルに内定されました。

しかし転機が訪れたのは最上静香さんが歌うある曲に触れたときです。
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 03収録の『SING MY SONG』という曲。
私のような拙い語彙力ですべてが説明できるほど軽い曲でもなければ簡単な曲でもありません。なのでお読みの方には各位で歌詞を検索していただきたい。
端的に言えば最上静香というアイドルの内面をバラード調に乗せて歌い上げた一曲。

この曲を聞いてどんなことを感じるかはその人次第です。ということでここからは私のこの曲について、そしてこの曲から最上静香を再び知った話をします。
この曲を聞く前から最上静香のおかれている状況は知っていました。アイドルができる時間は限られていること。だからいつも生き急いでいること。私はこの事を知りつつも最上静香というアイドルが『この状況にとらわれ、いつまでも焦燥に駆られながらも強く日々生きている』とばかり考えていました。
しかしこの曲を聞いて私の考えは覆されます。
この曲の歌い出しは「時間を止められたなら」。最上静香の心中には今のアイドルをやれている環境が続いたのならば…そんな考えがあるのでしょう。アイドルができる時間が限られている以上その時間が限られるのではなく、ずっと続けばいいのに…そんなことを考えるのは誰だってそう。ましてや彼女は14歳の少女。その考えは人一倍強いものでしょう。
しかし、ここから歌詞はガラリと変わります。これまで持っていた「時間を止められたのならば」という考えを改め、残された時間と真摯に向き合う姿勢を歌っています。それどころか、その止めたい時計を進めなければ見えない景色がある、その景色を見たいという未来への希望すらも歌っている。
そして曲は間奏を経てラスサビへと向かいます。
「願う明日がある 見てみたい景色がある
この気持ち、それを私が歌う 私の歌にしよう」
いままでの時間がないという焦燥を捨て、明日、そして未来を見てみたいと欲する彼女。そしてその気持ちこそが私なんだ、私の歌なんだという歌詞であると考えています。
この曲を聞いて私は『最上静香というアイドルの成長』を感じました。
それまでの時間を止めたい、このままでいたいという考えから、明日への希望を持ち、明日へ進み続けたい。だからこそ、その希望を叶えるために歌い続けたい!歌うことが大好きな彼女らしい成長の仕方であると思います。
そしてその成長を見て、私はそこに『残り少ない時間にも希望を持ち、それを捨てずに必死に輝こうとする少女の姿』を垣間見ました。その姿は何者にも替えがたく、美しい。これまで私が持っていたツンケンして日々時間に終われながら生きている最上静香像はもうそこにはありません。
そしてその像を見て、成長した最上静香を私は再び好きになった、というのが今回の記事の根幹です。

残された時間が少ないという事実は最上静香というアイドル本人が一番痛いほど知っていること。しかしそれに目を背けずに真っ向から向き合いそして生まれた感情をストイックに歌い上げる彼女の姿は残された時間で一生懸命に何よりも輝こうとするアイドルでした。

あなたが推しを好きな理由はなんですか?この質問には様々な答えがあると思います。外見が好き、歌声が好き、キャラクター性が好き、どんな理由でも大いに結構。推しがいる、推しが心の支えになっていることは素晴らしいことだと思います。それが私の推しに対しての理由が『一生懸命に輝いている彼女の姿が好きだから』というだけの話です。さて、ここで皆さんにこんな質問を投げかけて今回は終わりにしましょう。

一生懸命な女の子は好きですか?

さて、明日はいぬばんさんによる大槻唯さんの記事。好きになる要素が素人目に見ても多い彼女をどう好きになったのか、どこの点に注目して好きになったのか、楽しみに待ちたいと思います。

これまで数回ふざけた内容の記事が続きましたがここでちょっと真面目な記事となりました。でもこうでもしないと推しを推す理由なんてそんなに考えたりもしません。なのでそういう意味でも再発見的な記事になりましたね。さーてと、腹が減ったしコミケの原稿の記事に戻る前にコンビニでも行こうか。